2005年07月27日

タルヲシルその2



もうこれが当たり前になってしまっていて、皆何も感じないのかも知れませんが、私達は考えてみると昔と比べれば、物質的には王侯貴族のような生活をしています。

現在今日の食べ物にも困っている国があります。
そんな人達から見れば私達は夢のような生活をしています。
でもそんな生活をしながらも、日本にいま満足をしている人達はいません。
そんな時、谷川俊太郎のこんな詩を思い出しました。

こどもはおなかがすいてかなしかった
王様はおなかがいっぱいでかなしかった

ある人から前にこんな話を聞きました。
「フランス人は日本人みたいないいくらしをしたいとうらやましがっている。」
でもこう言ったそうです。「君たちじゃあ無理だよ。日本人はすごい働いてるよ。」

フランス人はお昼ご飯を3時間ぐらいかけて食べてるそうです。ワインも飲みます。バカンスもあります。
日本人のサラリーマンは夜遅くまで働いています。休みも少ないです。
肯定も否定もしません。

J2の元サッカー選手がいてある人がこう聞きました。
「サッカー選手って、その会社の社員と給料違うの?」
音大の大学院に通う声楽家がいて、そのある人は今度はこう聞きました。
「それやってて職はあるの?」

日本はいつからかそういった価値観が全てのように感じます。病んでいます。

王様はおなかが一杯だったからかなしかったのです。

不安定の中にこそ安定があります。
  

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2005年07月15日

極楽



「道楽」 道を楽しむと書きます。

この言葉は現在では家を食い潰すとか、悪い意味合いが強いですが、逆に考えれば経済的観念が必要ないんですから純粋に理想だけを追求出来ます。

前回不安定の中にこそ安定があると書きました。
誰しも理想と現実の狭間というバランスの中で安定を得ています。
でも「道楽」であれば、現実の世界(経済)を考える必要はありません。
純粋に理想だけを追求出来ます。

こう考えると「道楽」ってすばらしいです。
今の世知辛い世の中ではなかなか出会えません。

「極楽」 楽の極みと書きます。

でも現実の世界には存在しません。と思っていましたが、存在していました。

極楽って天国という意味もありますから、最上級であるという意味合いが強いと思います。自分の体験と照らし合わせると、マッサージを受けていてまどろみの中で寝てしまう。これがずうっと続いている状態。これなのかな?と思います。

最高に気持ちいいです。

この状態は言い換えれば、何も考えてないし、なにも考えられない状態です。
自我が存在しないということです。

極楽とは極楽という名の「地獄」です。

前に小学校の校長先生からこんな話を聞きました。
最近では雨が降ると小学校の正門の前に子供を送る車の行列が出来るそうです。

子供も雨の中を自分の足で歩いてくれば、いろいろと考えるはずです。

靴下が濡れるから靴下をもう一足持っていこうとか。
濡れた靴下をそのまま鞄に入れると教科書が濡れるから、ビニール袋を持っていこうとか。

いろいろと考えるはずです。

でも車で送り迎えしてもらっている子供には、考える必要がありません。

親が考える機会を子供から奪っているのです。

そこには自我が存在しません。
まさしく極楽です。
極楽という名の地獄です。
最近の子供を見ているといつもそんなことを感じます。

考える機会を奪われている子供。それが子供のためだと思い込んでる親。

学校や家の中にはあっても、現実の「社会」には極楽は存在しません。
考えるということは習慣です。

極楽という名の地獄の中で育った子供が成人し、突然社会に出された時、考えることが出来るのでしょうか?
  

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2005年07月01日

神は自らを助けるものを助ける その2



続きです。


ある大学教授にこんな話を聞きました。
以前は七帝柔道をやっている優秀な大学の先生をやっていました。
そこには意識の高い優秀な学生がたくさんいたそうです。


今は地方の別の大学に移りました。
そこは意識が低く、ゼミでつきっきりで2年間指導をしても変わるのは数人だそうです。
なぜ変わらないかというと、望んで入ったところだからじゃない、からだそうです。


子供を指導していても思います。
子供は皆、天才です。


環境次第では将来、天にも昇る仕事が出来るはずです。
環境です。
環境って何?といわれたら、親です。


私が週3回やっているようなことは、ほんの1%です。
のこりは全て環境です。
子供に殆ど違いはありません。
違うのは環境です。


能力の違いは、先天的なものに寄るところではなく、殆ど環境だと思います。


ただ私はそんな1%にも、全力を傾ける価値があるのかなと思ってやっているだけです。


子供の神経の発達する時期は「ゴールデンエイジ」といってある一定の期間だけです。
それを過ぎればもう終わりです。
それなので残念だなと思うこともたくさんあります。


以前指導者講習会に出たときにDrに質問をしました。


Q、小さい頃から全然運動をしたことがなくて、後転も出来なくてそれでも大人になってからレスリングをやりたいという人はどうしたらいいでしょうか?


A、以前学校で、どこかボールの投げ方が変な人、ボールの蹴り方が変な人、走り方が変な人、をグループに分けて1年間指導したそうです。
結果、1年経ってもやっぱり変だそうです。


こういう大人は毎日見ています。
残念です。
子供もやっぱり差が付いていきます。


ただ私はそんな1%にも、全力を傾ける価値があるのかなと思ってやっているだけです。
  

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